環境・施設

1. 

   自然素材を活かした教育環境

   「子どもが育つ場として自然が最適である」と考えています。
   園庭の中央のケヤキの木がしっかりと根をおろしており、こばとの森のシンボルツリーとして、子ども達を優しく包み込むように見守っています。夏の暑い日には木陰をつくり、冬は葉っぱが落ちて暖かい日差しが差し込みます。
   
   また、園庭の豊かな自然の中で、植物、小動物、昆虫と私達人間の命は、共に支え合い、共に生かされている「大切な命」であることを伝えています。心の豊かな子に育ってほしい、という願いのもと、仏教の精神に基づき、「感謝の心」や「命を大切にする感性」を育む心の教育をしています。

2. 

   特徴的な遊具や施設

   お部屋から出るとすぐ、子ども目線で作られた3階建ての回廊遊具（ぐるりん）があります。上靴のまま遊具内にあるすべり台やアスレチックであそぶことができ、子ども達にとても人気な場所です。
   
   なかよしガーデン（ビオトープ)には、自然の力をエネルギーとした循環型の川にメダカや小動物が住んでいます。伝統文化である水琴窟の音色を楽しんだり、昔懐かしいポンプを押して水を汲み、四季折々に咲く様々な草花や木に水やりをして命を育んでいます。
   秋には、柿、みかん、キウイ、いちじくなどが実り、子ども達は収穫を楽しみます。冬には、池に氷がはるのも新しい発見のひとつです。
   
   少し離れたところには、なかよし広場（第2園庭）があります。ドッジボールコートが2面できるほどの広さで、毎日様々なボールあそびを楽しんでいます。展望台にのぼると、お友達のあそんでいる様子がうかがえるのも楽しみの一つです。

3. 

   人的環境

   幼稚園の先生として最も大切なものは、「子どもに愛情を注ぐこと」だと考えています。
   人に愛されて育った子は、人を愛することができます。私達は、笑顔で子ども達を関わり、抱きしめてスキンシップをはかり、愛情を注ぐことを常に心がけています。こばとの子ども達は、人と自然との共生的な関係の中で、森の命に触れ、四季を体感し、のびのびと園生活を送っています。